CAND® (Calorie and Nutrition Diary)【カンタン キャンディ】:食事栄養指導計算が簡単にできるマークシートの食事記録調査票

Produced by 株式会社オルトメディコ

カンタン
キャンディ

料理に馴染みのない方でも
感覚的に回答できる
簡易食事調査票

What is CAND?

キャンディって何?

料理に馴染みのない方でも感覚的に
回答できる簡易食事調査票です。

オルトメディコが食品CROとして臨床試験に携わってきた経験から、試験に参加するモニター・現場スタッフの負担を軽減する目的で開発いたしました。 CANDの調査票としての妥当性・信頼性は写真法との比較により確認しており、査読付き学術誌に論文が掲載されています。

論文を見る

※鈴木直子ら、 新規食事調査票
「栄養価日記 (Calorie and Nutrition Diary; CAND)」の開発.
New Food Industry 2019;61(10):721-732.

なぜ作ったの?

年々、食事の内容は変化し、中食や加工食品が増加することで、材料の重量・目安量を把握し、栄養計算をすることが難しくなってきました。 また、従来の食事記録法 (秤量記録法や目安記録法) は、料理経験の浅い方は記録が難しく、食事内容を正確に反映しづらくなっていると思ったからです。

だれが作ったの?

食と栄養の専門的な知識・技術を持つ管理栄養士が皆様の健康面をサポートしていく立場として、感覚的・簡易的に回答ができる食事調査票の開発によって、より現実的な日本人の食事調査が可能となると考え作りました。

どんな目的で?

自記式記録法の新規食事調査票として「栄養価日記 (CAND)」によって、CANDの活用を介した栄養指導や栄養管理から、学術研究のサポートまで、食と栄養の専門家として社会に貢献していくことを目的としています。

CANDの実績紹介

採用校

  • 和洋女子大学
  • 名古屋大学
  • 九州大学
  • 札幌保健医療大学
  • 摂南大学
  • 京都光華女子大学
  • 十文字学園女子大学
  • 椙山女学園大学

共同研究

  • 和洋女子大学
  • 十文字学園女子大学

学会発表

  • 管理栄養士課程の大学生における食後高血糖値境界型の実態調査とヘルス・リテラシーの関係
  • 栄養価日記 (Calorie and Nutrition Diary ; CAND) を用いた長期休暇期間と平日期間の栄養素摂取量の比較

CANDってどう使えばいいの?

活用例1

大学の授業や研究で用いる

授業や卒業研究で使用する自記式記録法の食事調査票としてご活用ください。

活用例2

地域の食育活動で用いる

何をどれだけ食べたか、グー・チョキ・パーを使って量を見積もるCANDの特徴を活用し、子どもの食への興味や健康との関わりを教えるツールとしてご活用いただけます。

活用例3

自社で働く社員の
健康管理の一環として用いる

CANDで使用するマークシートは、専用ソフト※でデータを取り込みます。ソフトをお持ちの場合は、自身が普段食べる料理の傾向を確認することができます。
マークシートは添付のデータをダウンロードしてお使いください。
※「マークシート読取君」での読み込みに合わせて作成しております。

活用例4

食べた料理からカロリーや
栄養素を求めたい

カロリーや栄養素を求めたい場合は、弊社にご依頼ください。

CANDの特徴

特徴1.「保健機能食品」および「いわゆる健康食品」の有効性・安全性試験に対応

CANDは臨床試験での使用を想定しており、「保健機能食品」および「いわゆる健康食品」の有効性・安全性を評価する際の食事調査※として耐えうる内容です。食事の記載は1日ごとにし、どのような食事を摂ったかが分かる仕組みとなっています。

※消費者庁: 健康や栄養に関する表示の制度について.特定保健用食品 (トクホ) 許可制. 別添2特定保健用食品申請に係る申請書作成上の留意事項.
(https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/health_promotion/).

特徴2.食事内容は料理名から選択

料理名から食事の分類が可能となるように、予め分類した分類項目に該当する料理例を設けています。 料理例は、オルトメディコがこれまでに実施した臨床試験で蓄積された目安量記録法のデータから料理データベースを構築し、そのデータベースから抽出しています。

特徴3.食事バランスガイドをベースに構成

CANDでは、食事バランスガイド※を基に「主食」「副菜」「主菜」「牛乳・乳製品」「果物」「種実類」「菓子」「嗜好飲料」の8つの分類を設けています。また、基本分類の8つに分類することが難しい複雑な料理にも対応できるよう「その他」の分類も加え、計9つの分類項目を設定しています。
9つの分類を“分類1”とし、各分類1に対してさらに「米類」「パン類」「めん類」などのように料理のジャンルを“分類2”としています。さらに、分類2の料理のジャンルから分類した大まかな料理名を“分類3”としました。
実際に食べた料理と類似した料理を分類3の項目から選択する際には、分類3に対応する“料理の一例”を参考にします。食べた料理が料理の一例に記載が無かった場合でも、近しい料理名を探し、該当する分類3を選択し栄養計算することとしています。
※食事バランスガイド (http://www.maff.go.jp/j/balance_guide/)

特徴4.各料理に対応する栄養素等摂取量は蓄積されたデータから算出

CANDにおける分類3の各料理名には、予め栄養素等摂取量を定めています。これは、臨床試験で実施する食事調査では精度よりも、食生活や食事内容、栄養素等摂取量がある程度把握できることが重要であるとの考えに基づきます。
分類3で該当する料理リストは、オルトメディコがこれまでに実施した臨床試験で取得した目安記録法の料理データから作成し、そのリストの中で算出される栄養素等摂取量が近しい料理名をカテゴリー化し、分類3の項目として設定しています。カテゴリー化された項目群の各栄養素等摂取量を平均し、その分類の共通栄養素等摂取量として扱いました。
例えば、白ご飯、もち、おかゆのいずれかを食べた場合、選択する分類3は“白米”ですが、いずれの料理においても同じ栄養素等摂取量が算出される仕組みになります。

特徴5.グー・チョキ・パーで摂取量 (何人前) を換算

CANDでの摂取量単位は「人前」であり、その量はグー・チョキ・パーで感覚的に測定する方法を採用しました。

  • “グー”は拳をグーにしたときの大きさのイメージ
  • “チョキ”は人差し指と中指を並べた上に盛る量のイメージ
  • “パー”はパーにしたときに手のひらの上に盛る量のイメージ、

もしくは手のひらに収まるイメージを指します。

特徴6.食事例が記載される冊子とマークシートで構成

CANDは料理例が記載された冊子と、マークシートの回答用紙で構成されます。

その日に食べた料理が分類される分類3に該当するナンバーと同じナンバーの箇所を塗りつぶす自記式記録法です。塗りつぶす数字はグー・チョキ・パーで計算した1人前の単位となっており、1日の合計摂取量を計算して塗りつぶします。

CANDの利用方法と
栄養素等摂取量の算出

CAND分析料金表

種別 原本 CSV(※1) 分析結果一覧表(※2) 1検体当たりの金額
アカデミア   無料
  無料
TLO
(技術移転機関) 関連
  ¥160
(税別)
  ¥80
(税別)
企業   ¥200
(税別)
  ¥100
(税別)
  • ※1:ご自身でマークシートを電子化した場合
  • ※2:人ごとに栄養素を算出します

CANDはどなたでも
利用できるツールです。

ただし、利用する際には次の論文を引用してください。
鈴木直子ら、 新規食事調査票
「栄養価日記 (Calorie and Nutrition Diary; CAND)」の開発.
New Food Industry 2019;61(10):721-732.

冊子のダウンロードはこちらから

マークシートのダウンロードはこちらから

CANDを利用した後の栄養素等摂取量の算出も承ります。
栄養素等摂取量の算出(栄養計算)の費用は下記をご覧ください。

栄養素等摂取量の算出費用はこちらから

卒業研究や修士・博士論文でCANDを使用される際はご相談ください。
栄養素等摂取量の算出(栄養計算)費用の免除を検討させていただく場合もございます。
不明点等については、「株式会社オルトメディコ 営業部 企画課」までお気軽にご連絡ください。

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