秋雨の候、日増しに寒いこの頃でございますが、貴社におかれましてはますますご隆盛のこととお喜び申し上げます。今が旬のかぶを使った定番料理「かぶのそぼろあんかけ」をご紹介いたします。

【かぶのそぼろあんかけ】調理時間30分(2人分)
(材料)
  • ◆かぶ…大4個
  • ◆鶏ひき肉…80g
  • ◆だし汁…1カップ
  • ◆A:酒…大さじ1
  • ◆A:しょうゆ…小さじ1と1/2
  • ◆A:砂糖…小さじ1と1/2
  • ◆片栗粉…大さじ1
(作り方)
  1. ① かぶは葉を切り落とし、汚れを落とします。水をはったボールの中で、茎の付け根を軽くこするようにして汚れを落としましょう。すき間に土などが残っている場合が多いのでご注意を。
  2. ② 少し太めに皮をむいたら、2~4等分にカットし、水に10分程度さらしておきます。葉は3cmほどの大きさにカットしておきます。
  3. ③ 鍋にだし汁を入れて、軽く煮立てたらかぶを加えます。落し蓋をして5~6分煮ましょう。
  4. ④ Aの調味料と鶏ひき肉、かぶの葉を加え、再び弱火で煮ます。かぶが竹串で刺してすーっと通るくらいまで15分程度が目安です。
  5. ⑤ 水で溶いた片栗粉を加え、手早くそっと混ぜ合わせれば完成☆

かぶは、春と秋~冬に2回旬を迎えます。秋冬のかぶのほうが甘味が強い傾向にあります。
きれいな白色でひび割れていないもの、ひげ根の少ないものが美味しいかぶを選ぶコツです。
 かぶは大根と同じく、根にも葉にも多くの栄養成分が含まれています。根には免疫力を高めるビタミンCと塩分排出作用のあるカリウム、食物繊維、消化酵素のジアスターゼが含まれています。またかぶの葉は、春の七草でいう「すずな」のことです。抗酸化作用のあるβ-カロテン、糖質や脂質の代謝を促すビタミンB1、B2、さらに葉酸、ビタミンC、カルシウム、鉄など様々なミネラルが含まれているのが特徴です。¹⁾

この中でも葉酸は、胎児の正常な発育に寄与する栄養素として重要な働きを持ちます。お母さんのお腹にいる赤ちゃんの脳や神経の健やかな成長を促してくれます。卵と組み合わせたレシピでは、卵に多く含まれているコリンと合わさって、さらなる効果が期待できます。

葉酸は、ビタミンCによって活性型に変換され、体内で効果を発揮します。また、葉酸は体内でビタミンB12とともに協力して働いています。そのため葉酸を摂取する時には、ビタミンCやビタミンB12を一緒に摂取すると体内で効率良く利用することが出来ます。²⁾

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引き続き皆様に満足いただけるような情報を提供させて頂きますので
今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。

【参考文献】

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